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ぶち猫部

25歳長寿猫プリを共に見送りました。キラと部長の地味な日々です。




お姫さまのはなし。 :: 2021/06/16(Wed)
突然ですが。

キラと私にはかつて共通のお姫さまがおりました。

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キ・ラ・ノ。
今でこそあれなワタクシたちですが、
キラはけっこう長い事、私をあまり眼中に入れておりませんで(´-ω-`)イインダイインダ。




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そしてお姫さま、25歳を少し超えるまで、
ワタクシたち下々と一緒にいて下さりました。
長生きです。
ありがたい事です。
でも、30でも40でも良かったのにと思うのが人間の浅ましさです。
ゴメンね、プリ。
ほんとは私が死んでいくのを、次の飼い主さん(誰?)の腕から見送って欲しかったぐらいです。


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ブログを見て下さる方から、
健康ご長寿猫の、もしくはそこを目指すべく、
食事についてお問い合わせを頂く事があります。
以前にもちらり似たような事を書いていると思いますが、今日はちょっとまたその辺を。



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プリ、この時すでに24歳超か。
若者と一緒にカリカリをモリモリ食べていますね…
亡くなる半年ぐらい前までドライフードは食べていました。
胃が先に弱ってきたので最終的にはウェットにしましたが、
「歯」は良かったんです。
全く、申し訳ないんですが、全くお手入れしてあげてなかったのに、
獣医さんに褒められたぐらいキレイな歯が最後まで揃っていました。
私の方がよっぽど歯周病ですが( ノД`)、
歯が、歯茎が痛む時は食欲も出ない、ましてやドライは辛いと思います。
機会があれば、口腔内のチェックは獣医さんに相談された方がいいかと思います。



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カッ!カッ!カッ!
こちら、缶のパッキン蓋を開ける事を覚えた猫の図。
入れ食い状態を楽しんでおります。
悪気がないので、発見されても動じておりません。



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クワッ!
今のところ。
キラはほとんど好き嫌いがありません。
何種類ものフードをとっかえひっかえしても大丈夫。
療法食ではない限り、色々食べさせた方が良いと獣医さんから聞いた事があり、
そのようにしておりますが。


メディファスは食感がサクサクと軽いようで、
プリの最後のドライはこのシリーズでした。
さらに砕いたり、という事はしなかったです。
これでももどしてしまう事が増えてからは、いよいよウエットのみにしました。
お好みはほんとに風見鶏級で、ウエットにしたからと食べるわけでもなく・・・_| ̄|○


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(皿に移しましたよ・・・(。-∀-))


プリと食事。
これは大変x大変な日々でした。
子猫の時は食が細く、気も小さかったので、物音一つで止めてしまう。
成長してからも、昨日の好きは今日の嫌いで、
一貫して食べてくれたのは「マグロの刺身」・・・(。-∀-)
私、何度自分の品数を減らして刺身を買ったか分かりません。
安い時にはしゃいで大量購入して冷凍したら、
解凍ものは


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「イヤ」
口もつけない。
3キロに満たない体から数百グラム痩せても、
嫌なものは食べないこだわりぶりでした。

その割に、熱々のフライパンから生姜焼きをくわえて逃げたり(庶民的~)、
「美味しい」お菓子、アイスや惣菜パンは、
人の口に手を入れてでも取ろうとしたり・・・






・・・すっかりプリの思い出話になってしまいましたが。

けっきょくのところ、
どのフードなら食べてくれる、良かったっていうのは無かったんです。
私、とにかくプリには食べて欲しくってかなり必死になってましたが、
今考えるとちょっと間違っていたかもと思うところも。

食事って、嗜好の他に、運動量やその他の要因にすごく左右されるんですよね。
加齢で関節が悪くなれば動かない→お腹が空かないので食べない。
耳や目が悪ければ不安で動かない→やっぱりお腹が空かないので食べない。
プリより先に死んだ子は、胃がんでした。
こうなるともちろん食べない。食べられない。
※「猫は吐きやすい」と飼い主も思いがちですが、
獣医さんでも軽くみられてしまって、発見が遅れてしまいました。
猫でも「吐く」のはやっぱり注意してあげて下さい。





食べて欲しい、そしていつまでも元気でいて欲しい。
そう思うのはみなさん共通だと思います。
そして、食事ぐらいしか人がなにかしてやれる、
「変えてやれる」事もないような気がして、
私もずいぶん狭量になった時期もありました。
特に、死期が近いのかと感じた頃。

でもあの頃、
食事→体/命だけではなく、
体→ただそれにあった食事、
の視線で見てあげられていたら、何か変わっていたかもしれません。
下りの坂道を一緒に、ゆっくり歩いて行くつもりになっていたら。
高齢猫には特に、結果的には一番優しい食事を出してあげる事ができたのかもしれません。
そして「食べられない」事も受け入れられたのかも。
胃がんで死んだ子は本当に優しい子で、
私が食べて欲しそうにしているのを見て、明らかに努力して食べていました。
そして、後で結局戻してしまうの繰り返しで。
本当にひどい事をしました。今でも後悔しています。


常識的な医療が受けられていても、最終的には猫自身にもどうにもできない事があります。
毎日、側で胸を痛めておられる飼い主さんたちのお気持ちも分かります。
ずっと暮らしてきた飼い主さんが考えて出した食事を出したなら、
後はどうぞ、できる限り一緒にいてあげて下さい。
きっと猫ちゃん、よく眠れる夜になるでしょう。



これと秘訣もないワタクシで本当に申し訳ないと、いつもそう思っております。
ただ、これでももし、何かのヒントの欠片になる事がありましたら。
そうも思っています。

今日も明日も、みなさんと猫ちゃんたちに幸せがありますように・ぶち猫部プリとキラより、
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✨☔

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何度聞いても素晴らしい歌でした。


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  1. プリ
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愛するあなたよ。 :: 2020/08/06(Thu)
yter (2)
ムゥ。



yter (1)
ナニヨゥ。ジロジロ見テ。
今日はワタクシのおひいさまの命日でございます。



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笑っちゃうぐらいボケボケでお恥ずかしいのですが。
東京は上野、
元女優をしておられた母の友人宅にて生を受けたプリさま。



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そのせいか往年の大女優並に気位高く、
こだわりのあまり食費も高く(主食は「新鮮な」マグロの刺身)、
美と健康を貫いてすくすくと育って下さりました。
今日、ファンレター何通来テルノ。
いっぱいよ、いっぱい。




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もう老後はゆっくり、と思っていたところ、
さすがプーさま、小僧の心も瞬時にわしづかみ。



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大ファンデス。
あ、そ、そうなの。


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大好キデス!
ウエップ。



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大好キナンデス!アッ。
口ニ毛ガ入ル。



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ソコヲナントカ!
なんとか!
ナンデ増量?


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25年も生きてくれるとは、思った事もございませんでしたが。



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なんとしてもプリの視界に入りたい輩(* ´艸`)。


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キラ、なにそれ。
キラノオ気ニ入リノジャラシデス。
プリチャン、コレデキット元気ニナリマス。




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最後の最後には、
こんな日々が永遠に続いてくれると、
心のどこかでそう思っていた飼主に愚かさまで教えてくれました。



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プリちゃん、ありがとう。どう考えても、今日も大好きですよ。
キラも、今日も元気だよ。





ぶち猫部プリ、そしてキラちゃんに、
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段階がある。 :: 2018/09/24(Mon)
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プリ、25年の我が命について考えてみる。


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25年カ・・・



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普通サー、百年グライ行クト思ウジャンー。
思いません(-_-;)。



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ちなみにキラは、まだなんも考えなくっていいです(。-_-。)。



どう考えても面白い子でした。
美人ちゃん、今日もキラは元気です・ぶち猫部より定期連絡に、
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一心同体少女隊デス。
人数的に、ネエチャンもいれてくれ。





優しくて上品でかわいらしい。
素敵な大家さんの、ご冥福をお祈りします。





大画面で見ましょうか。



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長生きした猫。 :: 2018/05/17(Thu)
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コメントを頂いたので、プリの話を。
美人チャンノ、ネ。

カテゴリで振りかえって頂くと
プリの記事も延々あるのですが(ちょっと見づらい構成ですよね)、
うちの姫様は25年と、とっても長生きしてくれました。
ほぼ病気もせず、最後はキラのシッターさんまでして、
これ以上は望めないほどのものを私とキラに残してくれました。

これも以前に書きましたが。
プリは結果長生きしたものの、
そのための秘訣らしい秘訣は、私には全く分かりかねています。
プリは物凄いレベルの偏食の小食で、飼主としては非常に苦労しました。
食べたいとなれば熱々のフライパンからでも生姜焼きをくわえて逃げるくせに、
昨日食べていた猫缶も、今日になったらもう食べない。
有名店のユズ味のアイスを食べたいあまり、
客人の口中に手を突っ込む。
マグロの刺身(しかも新鮮な)じゃないと食べないと言い出して、
他のゴハンは、げっそり痩せてもまだ食べない😱。
お医者さまには「食への執着」と、
「歯」が良かった事(最後までそろっていました)が・・・と言われましたが、
人の食べ物なんて、猫に良い訳ない!真似しないでね。

生まれつき、が良かったのでしょうか。
遺伝子の力?それも疑問符?です。
お母さん猫も20歳近くまで生きましたが、
他のきょうだいたちはもっと早くに亡くなっています。
一番小さく生まれ、食も細くて弱々しい子猫だったプリだけが、
どうしてかこんなに長生きしたのです。
まさかまさかです。

プー様の飼主として、唯一私が言える事があるとしたら。
それは、生き物の命の長さに関して人がしてやれる事は、
限りがあるという事です。
私も今キラと暮らしていて、
30年でも40年でも生きて欲しいとは思うのですが、
実際は、「なるべく」ストレスのない生活を
「お互いに」過ごす事に意識を向けるぐらいが精一杯です。

猫とは、人と暮らす動物とは人間よりはるかに出来た存在で、
こちらの色んな失敗を許して、しかも愛してくれます。
人としても飼主としてもあまり出来た存在ではない私は特に、
ただそれに感謝しているだけの毎日です。

病気の子、障害のある子、
いろんな猫ちゃんがいると思います。
闘う子、耐える子を見ているのは、
私も経験がありますが、飼い主には非常に辛い事ですね。
何とかしてやりたい、痛切にそう思って当然です。
でも、もしその子の最後の時まで愛してあげる事が出来たら。
その子の猫生が長くても短くても、
どうやらそれだけで、猫ちゃんたちは充分に思ってくれるようです。
色んな猫ちゃんたちを見ていて、そう思い当たるようになりました。
猫ちゃんたちが望むものを、可能な限り与えてあげましょう。


今日も明日も。
みなさんに、幸せな愛する誰かとの毎日がありますように。
心よりお祈り申し上げます・ぶち猫部部長より

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好キヨー、アナターー♪
・・・。
雪国?


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後日談。 :: 2015/10/03(Sat)
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ぶち猫部、引越しも抱えていたのですが。




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プリにも、新しい部室を見てもらいました。
こちらから、送り出しました。







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こちらは、2010年ごろのプリ。


25年も一緒に暮らしていると。
猫と人の異文化同居でも、
物言わぬとも通じる関係に自然なるものです。
色々察する事がお互いできていたと思いますし、
部長は、プリの事は大概の事は分かる、
分かったつもりでいました。


以下、人から聞いた話です。




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夜、部長が(大いびきで)寝てしまうと。
間もなくして、部屋の入口にすっと、
プリちゃんが決まって現れるそうです。

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部屋にはなかなか入ろうとせず、ただそこにいるだけ。
どうしたの?と声を掛けると、
ネエチャン、寝タ?
と、真ん丸なお目々で。



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寝たよ、プリもこっちにおいでと呼びかけても、
フーン、ナライイノ。
といった調子で、しかし立ち去る事もなく、ただそこにいるんだそうです。




そう、プリはいつも私が眠るとやって来て、
それはそれは優しい顔をして、
ひっくり返って高いびきの私を、ただ見守っていたんだそうです。
生きていると色んな事があり、
特にここ数年は、寝付かれなくなるような出来事も多々あったのですが、
まさか、プリに夜毎見守られていたとは。
私は何も分かっていない、本当に至らない飼い主でした。






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プリはこんな子でした。
皆さんに可愛がって頂けたのも、無理もありません。
ぶち猫部部長より、ただ愛をこめて。

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